日本衝撃波研究会 会長挨拶

 

 本会は、衝撃波というキーワードのもと、様々な分野の研究者、技術者、関係者が集まり、毎年3月の「衝撃波シンポジウム」の開催を中心に、活動を行ってきています。下記の歴史背景もあり、日本は衝撃波研究、特に基礎の分野で、質・規模の両面において世界トップレベルにあると位置付けられると思います。20177月には、名古屋にて第31回国際衝撃波シンポジウムも開催されます。国際連携も含め、衝撃波研究・応用が更なる展開を遂げていくべく、そのプラットホームとしての本会を、皆さまと共に支えていければと願っています。

 

平成28102

日本衝撃波研究会会長

佐宗章弘

 


日本における衝撃波研究および研究会の歴史


 日本の衝撃波研究は1960年代に東京大学航空研究所の玉木章夫教授の衝撃波管の実験に始まり、米ソの宇宙開発競争の刺激を受けて、東京大学航空研究所、京都大学超空力研究施設の活動を中心に推進され、1973年、京都大学神元五郎教授が日本を代表して衝撃波管研究会を組織し、この年に開催された国際衝撃波管シンポジウムで日本の衝撃波管研究を世界に紹介したことがこの研究会活動の原点となっています。1975年、第8回国際衝撃波管シンポジウムが京都で開催されたのち、研究会は東京大学小口伯郎教授、大島耕一教授を中心に運営され、その活動は毎年東京大学宇宙航空研究所(現 JAXA宇宙科学研究所)での衝撃工学シンポジウムの開催を通して持続されました。1990年、文部省科学研究費重点領域研究「衝撃波現象の解明」の助成と、1991年、衝撃波管シンポジウムの視野を広げた第18回国際衝撃波シンポジウムの仙台開催を好機に、日本の衝撃波研究会は再編成されました。国際シンポジウムの名称から「管」が取れたのも、主催者である東北大学流体科学研究所衝撃波工学研究センター長(当時、のちに衝撃波研究センター)高山和喜教授の英断によるもので、対象の拡大に大きな意義がありました。日本衝撃波研究会の初代会長には、千葉大学本間弘樹教授が就任し、東京圏を中心に会場を設営した衝撃波シンポジウムが開催されるに至りました。この国際シンポジウム開催を契機に、日本の衝撃波研究は、国際的な展開ばかりでなく、研究範囲も航空宇宙工学の基礎研究から、プラズマ物理、衝撃波医療、地球天体物理、凝縮媒体中の衝撃波、数値シミュレーションと先端計測技術、類似現象への目配りなどの学際応用とさらに産業応用へと広がっています。 特に近年の高速度撮影に代表されるデジタル計測、数値解析法およびリソースの飛躍的な発展は、研究成果のvisibilityの高さも踏まえ、衝撃波研究の新たな展開に拍車をかけるものになっています。

 

 

役員紹介(平成2829年)

 

役職

氏名

所属

会長

佐宗 章弘

名古屋大学

副会長

青木 俊之

九州大学

副会長

片山 雅英

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC

幹事

藤田 和央

宇宙航空研究開発機構

幹事

山田 和彦

宇宙航空研究開発機構

幹事

舩津 賢人

群馬大学

幹事

久保田 士郎

産業技術総合研究所

幹事

HOSSEINI, S. Hamid R

熊本大学

幹事

阿藤 敏行

東京工業大学

幹事

太田 匡則

千葉大学

幹事

北川 一敬

愛知工業大学

幹事

坂村 芳孝

富山県立大学

幹事

笠原 次郎

名古屋大学

幹事

松木

産業技術総合研究所

幹事

沼田 大樹

東海大学

幹事

川合 伸明

熊本大学

幹事

酒井 武治

鳥取大

幹事

大谷 清伸

東北大学

監査

松尾 亜紀子

慶應義塾大学

監査

屋我

琉球大学